転職体験談

平成29年8月5日

マジンガー00 さん
業種は、鉄鋼、機械部品を主力に扱う総合商社で、私の職種は、配達の仕事でした。 ( 30代 )
体験談概要
人間関係が原因での辞職。無視をされるのはもっとも辛い

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転職体験談
私の最初の社会人としてのスタートは、主に鉄鋼材料や機械部品を扱う商社でした。
男性社員は、学歴やスキルなど関係なく平等に扱われ、商品の配達の仕事から始めます。

2トン車と小さいながら、トラックの運転経験などはありませんでしたので、まずその時点で挫折して早々に辞めてしまう同僚もおりました。

というのも、取引先がかなり多く、その分配達の数も、なかなか時間内にこなしきれない日々もあり、扱う商品も鉄鋼材ともなりますと、かなり重いものもあり、ヘルニアを患ってやむを得ず退社した者もおりました。

私自身は、体力にはそれなりに自信がありましたので、トラックの運転に慣れてしまえば、仕事自体は正確に取引先に商品をお届けするという責任はあるものの、基本、配達に出てしまえば、一人でこなす仕事ですので精神的負担はほとんんどありませんでした。

仕事に慣れ始めると、走るルートなども自ら効率よく回れるように考えながら走ることが出来るようになり。自分で言うのもどうかと思いますが、仕事は正確に効率よくこなせる社員となりました。
すると、やはり人間関係のもつれというものが生じてくるのです。

先輩社員の方々は、性格も様々で、本当に親切丁寧に仕事を教えて下さり、こなした仕事を褒めてくれる方もいました。しかし、それとは逆に、私の仕事ぶりを、やっかみの目で見る先輩もいました。

自分が配達すべきエリアの商品を私に持たせたり、わからない事を聞いても無視したり、最悪の場合、私が積み込まなければならない小さな機械部品をわかりにくい場所に隠されたこともありました。

しかし、私はここで感情をむき出しにしてしまったら負けで、優しく接して下さる先輩につくようにしたのですが、それがまた癪に障ったのでしょう、無言の嫌がらせ的なプレッシャーを与えてきます。
いちばん辛かったのは、何といっても「無視」でした。

物理的なことは、開き直れば慣れてきて耐えれるようになりますが、無視という精神的なものはストレスの蓄積となります。例えにあげるのは不適切かも知れませんが、少なくとも私が小学生、中学生のころは「いじめ」がありましたが、やはり一番つらいのは「無視」でしたね。

やはり、人間というのは精神的苦痛に弱いのだと私自身は思っています。無視をされるというのは、メンタルが強い、弱いといったレベルで語れるものとは違う気がします。

このままエスカレートしていき、精神的に限界まで追いつめられるのは危険と感じ、他部所への嘆願も考えましたが、その先輩と同じ社内にいなくてはならないという状況からは抜け出せません。
となると、辞めるという選択肢しかなく、もちろん本意ではありませんでしたが辞職しました。

やはり、例にもれず人間関係が原因での辞職となり、これが大人の世界なのかと痛感させられました。辞めて数年後に、ショッピングセンターで偶然その先輩に出くわして、「久しぶりやな、元気か?」と、何食わぬ顔で言ってきたので、私は勿論、「無視」しました。

彼は、おそらく私が会社を辞めた原因が自分にあった事を自覚出来ていなかったのでしょうね。
その後について
その後、まったく畑違いのサービス業に就きましたが、素敵な方たちの仲間に入れて頂き、ストレスなく頑張れています。
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