神聖な結婚式場の裏事情。スタッフ、上司の不倫、浮気騒動にあきれて退職

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結婚式場で働いていた私。
異種業界である商社から結婚式場へ転職してきたのです。

私自身結婚はしていませんが、友人や兄弟、同僚達の結婚の準備を手伝う機会も多く、そんな中での数々の経験は、私にとって結婚式とは神聖で幸せなもの、という印象を強く植えつけました。

結婚式の感動や興奮、幸せな気持ちを抑えられないまま、結婚式に携わる仕事をしたい!という気持ちが大きくなり、転職を決意しました。
そして幸運にも、デザイナーとして結婚式場で働くことが叶いました。

しかし、まさか3年目に退職することになるとは・・・

突然の上司の人事異動が退職への始まりだった

当時、結婚式場の近くにあるウエディングサロンに配属されました。
そちらのサロンは、ドレスやテーブル装花、ブーケや披露宴メニュー等についてお客様とマンツーマンで相談できる場所でした。
私はデザイナーとして数多くの結婚式に携わることができ、充実した毎日を過ごしていましたのです。

転職して2年が過ぎ、突然上司が変わることに・・・
事前連絡も一切なく、異動の噂もまったくなかったので、本当にびっくりしました。サロンのメンバーもなぜ突然上司が変わるのか、困惑していました。

以前の上司は広報へ異動となり、新しく婚礼課の統括支配人だった男性がサロンの支配人として異動してきました。

異動の原因は、不倫・浮気騒動


異動当初より、「俺はこんなところに異動したくなかった」「どうしてこんなやり方なんだ。婚礼課ではこうしていた」等、何かと婚礼課とサロンを比べては婚礼課がよかった…が口癖の男性でした。

確かに婚礼課では評価も高く、業績も確実に上げていた上司が突然サロンに異動になったのかが気になり、仲の良い婚礼課の友人に聞いてみました。

「実はあの人、同じ婚礼課の元プランナーの女性と不倫してたのよ。奥さん、総務にいるでしょ?浮気に気づいた奥さんが、元プランナーの女性を総務に呼び出して問い詰めたんだって。浮気相手も不倫関係を認めたから、さぁ大変。専務が超大激怒!!したんだって。」

「専務のお気に入りだったもんね、その元プランナーの女の子。
退職だ!って話だったんだけど、社長が止めてね。
とりあえず同じ社内はまずいから、少し離れたサロンに異動されたんだよ。」

「もともとのサロンの支配人はこの不倫騒動の余波を受けて、その座を追い出されただけ。いいとばっちりよね、ほんと何もしてないのにかわいそう・・・」

衝撃的な事実でした。
不倫をして飛ばされてきた上司も、その関係者がみな同じ結婚式場に勤めていることも、社長がその事実を隠そうとしたことも。

なにより、結婚式場というこれから幸せを誓い合う場所で、ドロドロとした不倫騒動が起きていることも・・・
すべてショックな出来でした。

さらにこの上司の不倫だけではなく、他の部署の上司やスタッフ同士の不倫や浮気騒動なんて日常茶飯事だということも初めて知りました。

神聖な結婚式場で、この人たちは何をしているんだろうと、本当にあきれてしまい、とても幻滅してしまいました。

上っ面だけの上司と、彼をかばう会社が嫌で退職


とくに不倫をした上司は、サロンにいらっしゃるお客様に対して、「結婚はいいものですよ!奥さんを大事にしてくださいね。子供も可愛いし、自分の生きがいになります」ということを平気で話ししています。
どの口がそれをいうか!と毎回イライラしながらその言葉を聞いていました。

その後も懲りずにこの上司はなんどか浮気騒動を起こしました。

この上司の浮気や不倫についてすでに周知されているのもかかわらず、何かにつけ、結婚はとてもいいことだ。奥さんは大事にしないといけない。子供は可愛い。家族こそ自分の一番!と言います。

その上っ面だけの上司に嫌気がさし、こんな上司と、その上司をかばう会社では働きたくない、私の結婚式の概念を汚されることに我慢できず、3年目で退職を決意しました。

転職で失敗しないためには

転職をした時は、まさかこんなことがあるとは夢にも思っていませんでしたが、今考えると、結婚式とは神聖で幸せなもの…だから会社やそこで働く人に対しても良い印象を持ちすぎていたかもしれません。

結婚式場が悪いわけでもその職種が悪いわけでもありません。
この会社の一部の人と、それを許してしまうという会社の雰囲気と経営体制が悪いのです。だから、他の職種でもそんな会社はあるかもしれませんよね。

働きたい・採用されたいと思うと、ついつい採用する会社側は良い会社だという印象が強くなりすぎて、自分は採用してもらえるだろうか?と受け身の姿勢にばかりなってしまいます。しかし今回のことで、冷静な目で転職する側も会社をよく見極めるべきだとわかりました。

求人に応募する時や面接などで会社の内情を知ることは難しいですが、冷静に自分も会社を面接しているような気持ちでいれば、何らかの小さな不穏な部分に気づくことができるかもしれません。

採用してもらえるかどうかという受け身だけの姿勢ではなく、自分も会社を選んでいるのだという攻めの姿勢でいることも、転職で失敗しないポイントだと思います。

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