第二新卒採用には理由がある!ニーズを知って賢く転職しよう
第二新卒での転職を検討している人の中には、「まだ大した職務経験もないから」と不安を感じている人もいるでしょう。
しかし、採用する企業側には第二新卒を積極的に採用する理由があるのです。
ここでは、第二新卒を採用する企業側の事情と、スムーズに転職を成功させる方法について説明します。
第二新卒での転職を成功させている人も多い
新卒で就職して間がないものの、期待していたよりも給料が安いことや、休日が少ないことなどを理由に転職したいと考えている人も多いでしょう。
実際、厚生労働省の発表している平成28年の雇用動向調査結果によると、20歳から24歳の人の離職率は男性で27.6パーセント、女性で28.6パーセントにのぼっています。また、転職理由には、給料や労働条件への不満と職場の人間関係が上位を占めています。
ただ、まだ十分な職務経験がないことや、新卒よりも人材価値を低くみられるのではないかという不安から、転職に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
しかし、同じ厚生労働省の調査によれば、転職した20歳から24歳の人の実に42.5パーセントは賃金が増加したという結果になっています。
また、賃金が変わらなかった人は28.2パーセントです。
したがって、第二新卒で転職した人の多くは、給料アップを勝ちとっているか、少なくとも給与を下げることなく再スタートを切っているということがわかります。
つまり、第二新卒は転職に不利なわけではなく、むしろ有利に転職できるチャンスがあるということです。もし現在の職場に不満があるならば、第二新卒での転職は真剣に検討する価値のあるものと言えるでしょう。
第二新卒を採用する企業側の事情
第二新卒での転職が有利に進む可能性が高い背景には、採用する企業側の事情があります。
まず、第二新卒はすでに社会人経験をある程度積んでいるため、基本的なビジネスマナーを身につけていることが多く、採用後に基礎的な研修を行う必要がありません。特別なコストをかけなくても現場に出せる人材というわけです。
次に、特別なカラーにまだ染まっていないということがあります。
会社にはそれぞれのカラーがあり、働き方や職場の雰囲気、仕事への考え方が異なります。しかし、第二新卒はそのカラーに染まり切っているということが少ないのです。そのため、採用後にすぐに新しい環境に溶け込める柔軟性があるだろうという予測がはたらきます。
さらに、採用する際の待遇面でもコストがあまりかからないということです。
学校卒業後3年未満の第二新卒は、転職前の会社でもまだ大きな昇給を経ていないことが多いため、採用する際に提示する給与を低く抑えられます。
採用企業が求めているこれらの第二新卒像をしっかり理解しておきましょう。
社会人としての基礎力がある一方で、新しい環境に馴染むことのできる柔軟性があり、コストもかからないということが第二新卒の魅力なのです。
第二新卒ならではのウリを伝えよう!
第二新卒として転職活動を行う際には、企業側のニーズを理解した選考書類の作成と面接での応答が大事です。
まず、社会人としての基礎的な力は身についているということをアピールしましょう。そのためには、他の会社でも通用する経験を、具体的な職務の中で経ていることを表現することが大切です。
職務ごとに求められる能力のうち、深い専門的な経験よりも汎用性の高い能力を主張することに主眼を置きます。
たとえば、営業職であれば会社独自の個性的な営業手法よりも、顧客への基本的な対応能力を鍛えられた経験をアピールしましょう。
また、専門的な能力をアピールしたい場合でも、その知識や経験の専門的な中身よりも、その知識や能力を身につけたプロセスの方に主眼をおきます。
また、新しい環境への柔軟性も、職務経験と関係させて説明することが効果的です。たとえば、想定していなかったトラブルが発生した場合に柔軟に対応した経験を話すのです。
また、自分の希望とは合わない仕事をせざるを得なかったときに、前向きな態度で積極的に取り組んだことを説明するのも良いでしょう。
第二新卒の転職成功は前向きな姿勢のアピールで!
転職市場において、第二新卒には特別な価値があります。
長い職務経験のある人にはない柔軟性と、新卒にはない社会人としての基礎力こそ、採用企業が求めているものなのです。これらを上手にアピールすることが転職を成功させるコツだといえます。
ただ、企業側には「不満があったら、またすぐ辞めるのではないか」という不安もあります。基本的には現在の会社への不満は話さないようにしましょう。
採用企業で働きたいからこそ転職するのだという前向きな姿勢をアピールすることが最も大切なことなのです。
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