理想の仕事ができると期待して職場に出てきてみたのは良いものの、上司からのハラスメントに苛まされることになってしまったというケースはしばしばあります。パワハラやモラハラに対処するには自分から行動を起こさなければなりません。
典型的なパワハラやモラハラへの基本対策
パワハラやモラハラに苛まれるようになってしまったときには、自分から行動を起こして対策をしていかなければ状況が改善されることはありません。
パワハラもモラハラも基本的には我慢していると相手が調子に乗ってきてしまい、だんだんとエスカレートする傾向があります。
少し上司の対応がおかしいのではないかと思い始めたら、できるだけ早く対策を始めることが重要になります。
典型的なハラスメントへの対策として、まずは状況証拠をできるだけ多く手に入れることから始めるのが大切です。パワハラやモラハラと判断してもらうためには客観的な証拠が必要であり、第三者が見ても明らかに不当な立場に置かれていて身体的あるいは精神的なダメージを負うような状況になっているとわからなければなりません。
メールを保存しておいたり、レコーダーで声を録音しておいたりするのは良い方法です。また、それが原因で病院にかかるようなことがあった場合には診断書などを用意しておくと役に立ちます。
直接ハラスメントをしている本人と交渉するのはリスクが大きいので、別の部署の上司に相談するか、社内にある相談室や人事部などに話を持ちかけてみるのが無難です。
その程度で済ませられれば良いですが、うまく対策を取ってもらえないという場合には社外の専門機関に相談して対策してもらうのが重要になります。
専門機関に相談する場合、客観的な証拠が揃っていれば速やかに解決に導いてくれると期待できるのがメリットです。
転職を考えるときの注意点とは何か
社内に残って働き続けたいという気持ちがある場合には改善を求めなければなりませんが、もはやその会社で働く気持ちすらないという場合には転職によって解決することも可能です。ハラスメントの原因になっている上司とは別の職場で働けば問題はないからです。
しかし、転職を考えるときにはパワハラやモラハラの延長線上として、退職させてくれないリスクについて考慮しておかなければなりません。
愉快だと考えてハラスメントをしている上司の場合には、いじめの相手は現場に確保しておきたいと考える傾向があります。
そのため、結局は社内に残りたいというときと同様に、根拠を集めて他の部署の上司や人事部などに相談を持ちかける必要が生じやすいのです。
その結果として他の部署の上司などに引き止められてしまう可能性もあるため、相談相手は慎重に選ばなければなりません。
もう転職すると心に決めているのであれば、最初から外部の相談機関を選んだ方が後腐れなく職場を去ることができます。
ただし、転職する場合には新しい職場を見つけるまでに苦労があることも念頭に置いておくことが肝心です。転職による負担を軽減するための対策として、転勤を希望するという方法もあります。企業によっては自主的な希望によって転勤を認めてもらえる場合があるので、人事部などに詳細を聞いてみると良いでしょう。
専門機関への相談を基本にして転職も考慮
パワハラやモラハラに悩むような状況になってしまったときには速やかに行動を起こして解決をするのが肝心です。まずはハラスメントの証拠を集めて客観的な視点からハラスメントを受けているとわかるようにする必要があります。
その上で社内に残りたい場合には他の部署の上司や人事部などに相談して対策をしてもらい、転職の場合には退職願を受理してもらうための交渉をするのが基本です。
どちらの場合にも専門機関に相談するのが最後の手段であり、証拠が十分であれば速やかに問題を解決してくれます。
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